こんにちは!兵藤楽器店「わくわく子育てくらぶ」です。
ご近所の方やお友達に会ったとき、「ほら、ご挨拶は?」と声をかけても、ママの足の後ろにピタッと隠れて一言も喋らない…。家の中では元気いっぱいでうるさいくらいなのに、どうして外に出るとこんなに「内弁慶」になってしまうの?と悩むパパ・ママは少なくありません。
1. なぜ子どもは外で「だんまり」になるの?
ママの陰に隠れてしまう姿を見ると、「恥ずかしがり屋なのかな」「人見知りで将来が心配」とネガティブに捉えてしまいがちですよね。しかし、実はこれ、子どもの素晴らしい能力の裏返しでもあるのです。
- とても慎重で、観察眼が鋭い: 外の世界でだんまりになる子は、「ここは安全かな?」「この人は信用できる人かな?」と、周囲の状況をものすごく鋭く観察しています。
- 「安心できる場所」を探している: ママの後ろという一番安全な「基地」から、外の世界の情報を一生懸命に集めている最中なのです。
【専門家の視点】 児童精神科医のA・トマスとS・チェスによる有名な「子どもの気質」の研究では、子どもには生まれつき「順応がゆっくりなタイプ(Slow-to-warm-up)」がいるとされています。このタイプの子どもは、新しい環境や人に慣れるまでに時間がかかりますが、自分のペースでじっくり観察し、一度「安全だ」と納得すれば、その後は深く豊かな関係を築くことができるという特徴を持っています。

2. 無理強いはNG!「親の背中」を見せる対応策
「早くご挨拶しなさい!」と無理に前に引っ張り出そうとすると、子どもにとって「挨拶=怖いもの、嫌なもの」になって逆効果になってしまいます。
① 親が楽しそうに挨拶する姿を見せる(モデリング)
一番の対応策は、パパやママ自身が、相手と笑顔で楽しそうに挨拶を交わす姿を見せることです。 心理学では「モデリング(観察学習)」と呼ばれますが、子どもは親の行動を見て学びます。ママが笑顔でお話ししているのを見て、子どもは「あ、この人はママがニコニコしているから、安全な人なんだな」と少しずつ警戒心を解いていきます。
② できた時はこっそり褒める
その場で声が出なくても、相手の顔を見られたり、小さくお辞儀ができたりしたら、後で「さっき、お顔見られたね」「ペコってできたね」と認めてあげましょう。スモールステップが自信に繋がります。

3. 習い事で少しずつ広がる「安心できるコミュニティ」
家以外の「安心できる場所」を少しずつ広げていくために、音楽や英語の「グループレッスン」は非常に効果的です。
兵藤楽器店のレッスンでも、初めはママにべったりで一言も発しないお子さまはたくさんいらっしゃいます。でも、それで全く問題ありません!
- 決まった先生、決まったお友達: 毎週同じ顔ぶれと会うことで、警戒心の強いお子さまも「ここは安全な場所だ」と徐々に理解していきます。
- 音楽や英語の楽しい体験: 言葉でコミュニケーションをとる前に、音楽に合わせて体を動かしたり、楽しいリズムに乗ったりすることで、自然と心がほぐれていきます。
こうして少しずつ「安心できるコミュニティ」が広がっていくと、いつの間にかママの陰から飛び出し、先生やお友達に大きな声で「こんにちは!」と言える日が必ずやってきます。
まとめ:焦らず、子どもの「観察タイム」を見守ろう
内弁慶な姿は、お子さまが自分の心を守りながら、外の世界を一生懸命に学んでいる証拠です。親はどっしりと構えて「安全基地」となり、笑顔でお手本を見せ続けてあげましょうね。
【出典・参考文献】
- A・トマス、S・チェス『子どもの気質(Temperament in Clinical Practice)』(順応がゆっくりな気質の理論)
- A・バンデューラ『社会的学習理論』(モデリング・観察学習の理論)
- 文部科学省「家庭教育手帳(乳幼児編)」(親の姿勢や基本的な生活習慣の形成について)

兵藤楽器店「わくわく子育てくらぶ」では、音楽や英語を通して、お子さまのペースに寄り添った成長を応援しています。 「うちの子、恥ずかしがり屋だけど大丈夫かしら?」という方も、ぜひ一度、安心できる教室の雰囲気を体験しにいらしてくださいね!
レッスン見学も随時開催しておりますので、お気軽にお問い合わせください。









