夏休みや年末年始、卒園から入学など、なが~い休みの時の練習ってどうしてますか?
お休みの間の練習の仕方で、ガラッと変わってしまうのが子どもたちです。
では、どのような事に気を付ければ良いのでしょうか?
長期休み明けに多くなる保護者からの相談
年間を通して、レッスン生徒の保護者からの相談はありますが、意外と相談件数が多くなるのが【長期休みの間や休み明け】なのです。
相談内容も大きく分けて2パターンに分けられます。
1つ目が「練習をしない(しなくなった)」です。
2つ目が「子供のやる気がなくなった(モチベーションダウン)」。
この「やる気がなくなった」は、ほとんどの場合、練習不足による一時的な自信喪失から来るもので、「練習しない」状態になってしまうことが長期休み中に起きやすく、レッスンを続けていく為には大きな問題です。
長期休みに練習しない(しなくなる)理由
では、なぜ長期休みに練習しなくなるのでしょうか?
先ず大きな理由として【生活リズムの変化】があります。
普段の練習習慣が、登園登校の前や帰宅後など幼稚園や学校のスケジュールと一緒になっている場合、長期休みの間は練習するきっかけを失ってしまうのです。
「コツコツと順調に頑張ってる」という子も、この理由により練習しなくなることがあります。
そして次の理由は、休みの間にある楽しいイベントに夢中になってしまうことです。旅行や帰省など楽器が無く「練習しない状態」になれてしまったりすることも…
そして、長期休みの間はどうしてもレッスンの間隔が2週間3週間後と空いてしまいます。
どうしても練習への気持ちが離れていきますね。
長期休みにトライしてほしい練習法
そんな長期休みにトライしてほしい練習法をいくつか紹介したいと思います。
- 毎日必ず行うこととセットにして練習する
「夕ご飯の前に練習」「歯みがきしたら練習」など、一つが短時間でもOK。 - 弾ける曲(得意な)曲から弾いてみる
常に弾ける曲がある状態を作ると、練習へのモチベーションUPにつながる。 - 外出や旅行先では弾く以外の練習を
教材のCDやDVDを活用して、歌う・聞く・見る練習をする時間を作る。 - 練習時間を決める
練習する時刻や練習する量(何分間や何回など)を決めることです。本人に決めてもらう事でより効果的になります。 - 発表の場を作る
家族や親せきの方を招いてのお家コンサートや、楽器店のイベントに参加するのも目標が出来て良いです。
実は練習の定着のチャンス!?
長期休みは今までの練習習慣を良い方向に変化させるチャンスの時でもあります。
先程紹介した練習法は普段でも取り組めるものばかりです。
休みの間に良い練習の習慣をつけて、幼稚園や学校が始まっても継続できれば理想的です。
ただ、お子さまによって性格やペースが違います。お子さまの状況に合わせて取り組んでみてください。
最後に気を付けなければならない事があります。
それは、保護者自身がお子さまと決めた練習に関する約束事を守るということです。